太鼓を叩くとバチの素材ひとつで音の印象はずいぶん変わります
でも実は、「バチのかたさ」は音だけでなく
太鼓との付き合い方にも関係しています
やわらかい木で作ったバチは、
手あたりがやさしく、音もやわらかめ
強く打ちすぎると、太鼓より先にバチのほうが傷んでしまうことがあります
それは決して悪いことではなくて
衝撃を受け止めて、太鼓を守るための壊れ方
太鼓にも、叩く人の手にも、少しやさしい素材です
一方、かたい木のバチは
音がはっきりして、力強く響きます
そのぶん、打ち方によっては、太鼓の面やふちに負担がかかることもあります
だからこそ、硬いバチほど力加減や角度が大切になります
やわらかいか、かたいか
どちらが正解ということはありません
演奏の仕方や太鼓の種類、手の感覚によって、合う素材は変わります
ただ、どの木も、音をきちんと伝えたい気持ちは同じです
やわらかい木は、守りながら響き
かたい木は、まっすぐ音を届ける
それぞれの役割を持って、太鼓の音を支えています


